2003年7月27日


今年はなかなか梅雨が明けないので、ムジナモの生長もちょっとお預けといった感じです。

ムジナモの調子がなんとなくあまり芳しくありません。
ホウ素欠乏症を起こしている株が何株か見受けられます。ホウ酸の投入などによって持ち直してはきているのですが、まだ本調子には戻っていないようです。

●水鉢1号

コガマが茂りすぎて水中の根をたくさん漂わせています。それのせいでしょうか。ちょっと前からこの水鉢のムジナモのうち何株かがホウ素欠乏症の症状を見せていました。とりあえずホウ酸の投入、ピートの交換、稲ワラの追加投入と考えられる対策をすべて講じてみました。
その甲斐あってか、新しく健康な芽が伸びつつあります。しかしまだ本調子ではなく、いまだホウ素欠乏の症状が出る株があります。なかなかうまくいかないものです。
また、アオミドロも再発生してきています。梅雨が明けて気温が上がった時がちょっと心配です。

●水鉢2号

ここのムジナモは完全に調子を崩してしまいました。回復のために1号と3号に移しました。
ヒメタヌキモは元気いっぱいに増殖を続けています。



●水鉢3号
新設してからなかなか水の濁りが取れなかった水鉢3号ですがやっと透明になってきました。
仮住まいが長かったせいか、濁りが取れていないうちに戻したせいか、ここのムジナモはみんな芽先が捕虫葉がつかないような貧弱なものになってしまいました。幸い最近徐々に元気を取り戻しつつあります。下の写真のように、脇芽から復活する物もあれば、新芽から復活する物もあります。
フサタヌキモとタヌキモsp.(おそらくノタヌキモ)は元気に生長しています。やはりムジナモはタヌキモ系より数段繊細なようです。

BACK リベンジ編TOP
NEXT