2005年5月4日


4月の中旬に明礬を入れて駆除したアオミドロですが、完全駆除とは行かず、残ったアオミドロがまた繁殖してきてしまい、ムジナモにも絡みつくようになってしまいました。
そこで今回は久しぶりに生物兵器に御登場願いました。
結果は良好。さすがは生物兵器です。



明礬で駆除しきれなかったアオミドロは、気温の上昇と共に繁殖の速度を速め、再びムジナモに絡み付いてしまいました。
最初の頃はピンセットでちまちまと取っていたのですが、こうなってしまうともうピンセットで取り去るのは不可能です。あまりにひどい後端部を切り取ったりしていましたが、それも限界のようです。水中に生えている水草もアオミドロで覆われつつあります。
そこで今回はムジナモを傷つけることなく、綺麗にアオミドロを除去するために生物兵器の使用に踏み切りました。
まず別容器にミナミヌマエビ百数十匹を用意します。そこへアオミドロに絡まれたムジナモを入れ、暗くして数時間。アオミドロが絡んでいたのが嘘のように綺麗になったムジナモがそこにありました。
葉の剛毛状突起の一本一本に至るまで綺麗になっています。
水鉢の方も、ある程度手でアオミドロを取った後にミナミヌマエビ60〜80匹程度を投入。一晩たった後は残っていたアオミドロのほとんどは食べつくされていました。
この方法のポイントはとにかく多数のミナミヌマエビを使用すること。10匹程度では効果は上がりませんが、多数用いれば劇的な効果が期待できます。
エビを入れたのは4日前ですが、水鉢に入れたエビは現在もそのまま入っています。エビを多数入れたときに心配なのはエビの排泄物によって水質が悪化することですが、今のところ水鉢内のバクテリアによる浄化が追いついているようで、水質悪化は見られません。これから夏に向けてさらに水温が上昇した時にどうなるかが一つの焦点です。


こちらはプラ製の角型水鉢ですが、アオミドロもあまり発生しておらず今のところ順調です。
ミズトクサやトチカガミが成長してきています。
ムジナモとイヌタヌキモ、フサタヌキモがそれぞれ順調に成長しています。
ムジナモは多少トチカガミの葉の影になりながらも良好に育っています。

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