5 館林市・邑楽郡におけるムジナモの産地
 この館林市・邑楽郡におけるムジナモ発見のいきさつの中で、館林市・邑楽郡下のムジナモ産地は明らかであるが、ここに略地図の上に産地をあげる。
 瓢箪池について
(1) 埋立の原因
 つつじヶ岡公園が年々発展し、遊覧団体が多数来園するようになり集合地設置の必要上、明治四五年三月地元赤羽青年団、在郷軍人会に依嘱して埋立てた。
(2) 位置
 公園内の船着き場を上がってすぐ東に城沼に面して東西に位置していた。
(3) 大きさ
 東西約二〇〜二三間、南北の一番広いところで約四〜五間だったという。
(4)  池の形が瓢箪の形をしていたのでこの名がついたという。池の中には、更に瓢箪の形をした陸地があり、、その陸地の先端(西)の方に一本、また中ほどに一本の松の木があり、現在(昭和三九年八月)二本残っている松は、当時のものであるという。陸地の東の方にふじだながあったというが現在(昭和三九年八月)はない。

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